公開日：2025年6月1日
働けない、でも借金がある…そんな状況から抜け出す方法は？
うつ病や依存症で働けず、借金だけが膨らんでいく。この状況に絶望している方も少なくありません。現実問題として、返済義務はあるのに働くことができない。そんなときに頼れる制度が「生活保護」と「債務整理」です。
生活保護を受けながら債務整理は可能？
結論から言えば、生活保護を受給しながら債務整理を進めることは可能です。生活保護費は最低限の生活を維持するためのものであり、基本的に借金の返済に充てることは禁止されています。そのため、債務整理で支払いを停止し、債務自体を整理することが必要です。
どの債務整理が最適か？
- 任意整理：収入がある前提なので、生活保護中は現実的ではありません。
- 個人再生：同上。再生計画に基づく返済が必要。
- 自己破産：もっとも現実的な選択。免責を受ければ借金が帳消しになります。
つまり、うつ病などで収入が見込めない場合は「自己破産＋生活保護」が現実的な選択肢になります。
お薦め法律事務所事務所・無料相談はこちら自己破産すると生活保護は打ち切られる？
いいえ。自己破産をしたからといって生活保護が打ち切られることはありません。むしろ、法的に借金問題を整理することで、生活保護の対象として安定した生活支援が受けやすくなります。
実際にあったケース
うつ病を抱えて退職し、消費者金融やクレジットカードの支払いができなくなったAさん。弁護士に相談し、自己破産と同時に生活保護を申請。現在は、月約8万円の生活保護費で生活を維持しながら、通院と回復に集中しています。
弁護士費用が払えないときは？
法テラスを利用することで、弁護士費用の立替制度を活用できます。生活保護受給中は返済免除になるケースもありますので、まずは相談してみることが重要です。
まとめ：制度を使い、人生を立て直す第一歩を
「働けない」「借金が返せない」「精神的にも限界」。そんな方こそ、制度を正しく使うべきです。生活保護と債務整理を活用することで、自分の生活と命を守ることができます。一人で抱え込まず、まずは専門家へ相談してみてください。
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