債務整理を考え、弁護士に相談する決意をしたあと、実際にはどのような流れで話が進んでいくのか不安な方も多いと思います。
今回は、「弁護士に問い合わせたときから面談、相談内容、準備物まで」を時系列でわかりやすく解説します。
【ステップ1】電話・メールでの初回問い合わせ
目的: 相談予約、簡単な聞き取り
相談者が伝える主な内容:
- 現在の借金額と借入先(おおまかでOK)
- 支払いが遅れているかどうか
- 催促が来ているか
- 勤務状況(会社員、自営業、無職など)
- 家族構成、配偶者の有無
事務所側が確認すること:
- 債務整理の対象になりそうか(任意整理で対応可能か)
- 専門外や対応不可のケースでないか
- 面談予約の調整
相談者の準備:
- 借金の状況をざっくり整理しておく
- 相談可能な日時をいくつか用意
【ステップ2】面談前の準備(持参するもの)
弁護士との面談では、具体的な借金の状況を元に整理の可否や方向性を判断します。事前に以下を用意しておくとスムーズです。
持参するとよいもの一覧:
- 借入先の契約書、利用明細、請求書、カードなど
- 現在の返済状況がわかる資料(督促状など)
- 給与明細または収入証明書(直近3ヶ月)
- 身分証(運転免許証、保険証など)
- 家計の支出一覧(ざっくりでもOK)
- 印鑑(認印でOK、契約をする場合)
事前に整理しておくべき情報:
- 借入先一覧(社名、借入額、返済状況)
- 世帯の収支(月の収入と支出)
- 持ち家・車・保険などの資産状況
【ステップ3】弁護士との面談内容
面談では、依頼者の状況を詳しくヒアリングし、どの債務整理が最適かを判断します。
弁護士が聞く主な内容:
- 借入先と金額: どこから、いくら借りているか(カードローン、クレカ、消費者金融など)
- 返済状況: 滞納の有無、毎月の返済額
- 収入と支出: 家計の状況、他に働いている家族の収入
- 資産の有無: 自宅、車、保険の解約返戻金など
- 借金の原因: ギャンブル、生活費、事業資金など
- 保証人の有無: 家族や知人が保証人になっているか
- 家族の理解: 配偶者は債務整理を知っているか
面談で決めること:
- 任意整理、個人再生、自己破産のいずれかの方針
- 費用や分割払いの確認
- 正式に依頼するかどうか(契約)
※契約前に弁護士から費用や流れについて必ず説明義務があります(日弁連の規定)
【ステップ4】受任契約の締結
方針が決まり、弁護士と合意できれば正式に「受任契約」を結びます。
この時点で行うこと:
- 着手金の支払い(即日出なくても可、分割も可)
- 契約書、委任状の記入・押印
- 受任通知の送付準備(弁護士事務所)
契約が完了すると、すぐに受任通知が債権者に送られ、催促が止まる仕組みです。
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債務整理 全国¥0相談【アース司法書士事務所】まとめ
弁護士との相談は不安があるかもしれませんが、必要な情報や書類を事前に準備しておけばスムーズに進みます。
まずは落ち着いて、「借入先の整理」「収支の把握」「相談日程の確保」から始めましょう。
借金の相談は恥ずかしいことではなく、法的に守られるための第一歩です。安心して相談できる弁護士を選び、次の一歩を踏み出してみてください。