支払いに困って債務整理をしたけれど、本当はしないほうが良かった?
〜アラフィフ・借金歴23年の体験談と、専門家の視点から〜
任意整理を選んだ背景と決断の理由
私は借金生活が23年に及び、アラフィフに差しかかった今、ついに任意整理に踏み切りました。
できる限り自力で返済したいという気持ちは強く、限界まで頑張ってきました。しかし、普通に返していても元本はほとんど減らず、返しては空いた枠でまた借りるの繰り返し。まさに負のループから抜け出せない状態でした。
「急な出費=借入」で身動きが取れない日常
生活費に困ったとき、急な支払いが発生したとき、真っ先に頭に浮かぶのは「どうやってお金を作るか」でした。支払いのためにまた借りる。この発想がすでに限界に達していたのだと、今振り返って思います。
その時は何とか凌げても同じ状況を繰り返し頭の中にあるのは一発逆転を狙ってギャンブルで大勝ちして返済すること。さらに支払いのお金が無くなるという負のループ。それでも何とかなるだろうという甘い考えでした。
債務整理はしないほうがよかった?
この問いに対する答えは、「人それぞれの状況による」というのが正直なところです。私の場合は、年齢・借金歴・今後の収入見込みなどを考慮し、“今しかない”という決断をした結果、任意整理に踏み切ったのです。
実際、債務整理をしないまま延命を続けていれば、さらに借金が膨らみ、より大きなリスクに直面していた可能性があります。
専門家の視点:債務整理を検討すべき判断基準
- 毎月の返済が収入の3割以上を占めている
- 元本が減っていない、もしくは増えている
- 返済のために新たに借りている
- 精神的な限界や家計の破綻が近いと感じる
上記のような状況にある場合、債務整理は“避けるべきもの”ではなく、“現実的な再出発の選択肢”となります。
まとめ:債務整理は「負け」ではない
私は今、債権調査も終わり、返済に向けた和解の準備に入っています。もちろん手放しで楽になるわけではありませんが、「毎月いくら返せば終わりが見える」状態に近づきつつあることで、精神的な余裕が出てきました。
もし過去の自分に声をかけられるとしたら、「一人で無理して抱え込まず、早く相談してよかったよ」と伝えたいです。
債務整理BLOG|完済までの奮闘記