「借金が返せない…」「返済に追われて生活が苦しい」そんな時に検討すべき方法が債務整理です。ただ、初めて調べる人にとっては専門用語や手続きが難しく感じられるもの。そこで本記事では、債務整理を始めるにあたって必要な準備や流れを専門家の視点からわかりやすく解説します。
債務整理を始める前に必要なこと
債務整理には任意整理・個人再生・自己破産などの種類があり、自分に合った方法を選ぶことが大切です。その前に以下の準備をしましょう。
- 借金の総額を把握する（消費者金融、カードローン、クレジットなど全て）
- 収入と支出を整理する（家計簿や通帳を確認）
- 資産の確認（車、住宅、保険、預貯金など）
- 滞納状況の有無（支払いが遅れているかどうか）
これらを整理することで、弁護士や司法書士がどの手続きが最適か判断しやすくなります。
債務整理の種類と選び方
債務整理には大きく3つの方法があります。
- 任意整理：将来利息をカットし、毎月の返済を軽くする手続き。収入がある人向け。
- 個人再生：借金を大幅に減額（原則5分の1程度）できる。住宅ローン特則を使えば家を残せる。
- 自己破産：借金をゼロにできる。財産を一部手放すが生活必需品は残せる。
どの方法が良いかは「借金の額」「収入の安定性」「財産を残したいか」で変わります。ここは必ず専門家に相談しましょう。
債務整理の流れ
- 専門家へ相談（初回相談は無料の事務所が多い）
- 受任通知の送付（債権者からの督促がストップする）
- 債務内容の調査（取引履歴の開示や利息計算のやり直し）
- 和解交渉・裁判所申立て（手続き方法に応じて進行）
- 返済計画の開始または免責決定
相談から返済開始までは数ヶ月〜半年程度かかるのが一般的です。
債務整理をする際の注意点
- 信用情報（ブラックリスト）に登録されるため、5〜10年は新規借入やクレジット利用が難しい
- 保証人付きの借金は保証人に請求がいく
- 任意整理は対象外の債権者を選べないケースがある
- 弁護士費用・司法書士費用がかかる（分割払い可能な場合が多い）
まとめ：債務整理は一人で悩まず専門家に相談を
債務整理を始めるには、借金の全体像を把握することと専門家への相談が必要です。手続きを選ぶ際には収入・財産・生活状況によって最適な方法が変わるため、自己判断よりも弁護士や司法書士に相談することが確実です。
借金問題は必ず解決策があります。まずは一歩踏み出して、専門家に無料相談をしてみましょう。
